ハイプロンが効く仕組み
入眠障害に効く睡眠導入剤ハイプロンは、どのように作用して寝つきが悪いことに悩まされる人をスムーズな入眠へと導くのでしょうか?ここでは、その作用機序を簡潔に解説しています。
入眠障害に効く睡眠導入剤ハイプロンは、どのように作用して寝つきが悪いことに悩まされる人をスムーズな入眠へと導くのでしょうか?ここでは、その作用機序を簡潔に解説しています。
「明日は仕事があるから早く寝ないといけないのに、全然寝つけない」
「寝る前にはきちんとお風呂でリラックスしてるしカフェインなども摂らないようにしているのに、目が冴えちゃって眠れる気配がない」
そんな症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
これ、日ごろの生活習慣の乱れやストレスなどさまざまな事柄が原因になって起こる「入眠障害」を発症している可能性があります。
自分ひとりの努力ではなかなか寝付けない状態……そんなときは、スムーズに眠れるように持っていくための睡眠導入剤を服用するのが効果的です。
ここでは、そんな睡眠導入剤のひとつである「ハイプロン」という薬を紹介します!
「ハイプロン?そんな名前の薬は聞いたことがないけど?」
「睡眠導入剤って何?睡眠薬とは違うの?」
「どうやって入手すればいいの?」
さまざまな疑問にお答えする内容をまとめているので、チェックして頂ければ幸いです。
ここで紹介する「ハイプロン」という医薬品は、不眠症のひとつである「入眠障害」に対して効果を発揮する睡眠導入剤です……が、「睡眠導入剤って何?不眠症のときに飲むのは“睡眠薬”では?」という疑問を持つ方も多いのではないかと思います。
確かに、「不眠症のときに飲む薬といえば?」と言われたら、多くの人は「睡眠薬」と答えるでしょう。
では、睡眠薬と睡眠導入剤の違いとは何なのでしょうか?
結論からいえば、「睡眠導入剤は睡眠薬の一種」です。
眠れない人をスムーズに眠れるようにするための薬全般をまとめて「睡眠薬」と呼び、その一部が睡眠導入剤である……という位置づけです。
具体的には、睡眠導入剤は文字通り「睡眠に入ることをサポートする薬」です。
作用時間が短いため、飲めば長時間ぐっすり眠れるようになるわけではありませんが、「寝つきが悪いだけでいったん寝てしまえば朝まできちんと眠れる」という人には効果的です。
ちなみに、作用時間が短く、4時間程度なので朝の目覚めは良いというメリットもあります。
つまり眠っているうちに効果がなくなり、朝になって目が覚めるころには薬が抜けた状態になっているため、睡眠薬を飲んだときにありがちな「朝もボーッとしてしまう」ということがないのです。
ここでは、ハイプロンによって症状を緩和することができる「入眠障害」について解説しましょう。
実は、私たちはごくごく一般的に「不眠症」という言葉を使っていますが、大まかに分けて4種類あります。
中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害、そして入眠障害です。
このうち中途覚醒は、寝つきはそこまで悪くないものの眠りが浅く、夜中にいったん目覚めてしまってそのあと眠れなくなってしまう症状を指します。
また早朝覚醒は、朝方になって目覚めてしまい、もっと眠りたいのに眠れなくなってしまう症状です。
熟眠障害はやや厄介で、「熟眠」つまりぐっすりと熟睡したはずなのに、目覚めると昨日の疲れを引きずっているような感じがし、「ぐっすり寝た気がしない」という症状のことです。
そして入眠障害とは、「そもそも眠りに入ることが難しい」という症状を指します。
原因はさまざまですが、寝なければならないのに目が冴えてしまい、いろんな想念が頭の中を渦巻いてなかなか眠くならない……という症状です。
入眠障害の原因はさまざまで、たとえば「室温が合っていない(暑すぎるor寒すぎる)」とか「騒音がうるさい」とか「まぶしい光にさらされている」とかも原因のひとつとして挙げられます。
また、ケガをしているときなどは「痛くて眠れない」ということもあるでしょう。
その他、生活習慣の乱れによって心身の調子が崩れているとか、ストレスや緊張・不安によって脳の覚醒状態が維持されたままとかいった理由も考えられます。
上記のような入眠障害に対して、ここで紹介する「ハイプロン」が効果を発揮します。
ハイプロンはジェネリック医薬品(先発薬と同等の成分を用いた後発医薬品)で、もとになった先発薬は「ソナタ」という睡眠導入剤です。
いずれも海外で製造されている医薬品でもあります。
「ソナタ?ハイプロン?どっちも名前を聞いたことがないけど……」という方も多いと思いますが、それもそのはずで、今のところ日本ではハイプロンも、また先発薬のソナタも厚生労働省の認可を得ていません。
海外製の医薬品が日本で流通するには、厚生労働省による認可を得る必要があるのですが、ソナタもハイプロンもそれを得ていないため、日本では病院で処方されることがなく、そのため知名度が低い……という感じになっているわけです。
ただ、日本では未認可ゆえに一般化してはいませんが、たとえばソナタは欧米を含む海外では一般的によく使用されている睡眠導入剤のひとつです。ただ単に「日本では認可されていない」というだけで、世界的に見ればポピュラーな医薬品のひとつなのです。
また、ソナタの有効成分ザレプロンを活用したジェネリックであるハイプロンは、コンサーンファーマという医薬品メーカーが製造しているものです。
コンサーンファーマはインドに本拠があるメーカーで、ハイプロン以外にも抗うつ剤、抗精神病薬、抗不安薬、さらには胃腸をケアする薬などさまざまな種類の医薬品を手がけています。
厳しい品質管理を行い、高品質な医薬品を送り出している点に定評のあるメーカーです。
「聞いたことない薬だけど大丈夫?」という方もいるかと思いますが、しっかりとしたメーカーが手がけている医薬品ゆえ心配する必要はありません。
ハイプロンは、すでに紹介したように日本国内では流通していません……。
ということは、病院でも調剤薬局でも、もちろんドラッグストアでも入手できない医薬品ということです。
「じゃあ、せっかく“良さそうな薬だ”と思っても買えないということ?」と思われるかもしれませんが、その点については不安に思う必要はありません。
というのも、確かに日本国内で流通してはいませんが、海外で流通しているものを“個人輸入”という方法で入手することができるのです。
日本では未承認で流通していない医薬品を、海外から輸入する……これだけ聞くと「違法行為では?」と思われるかもしれませんが、現行の法律では「自己責任で輸入するのは全然OK」という感じです。
また本来、輸入するとなれば海外のメーカーとか販売店とかとやり取りをしなければならず、英語などが出来なければ難しいですが、医薬品の個人輸入に関しては、それをサポートする「個人輸入代行サイト」があるのでスムーズに入手できます。
サイトは日本語で運営されており、輸入に関する手続きはすべて代行してもらうことができるため、あたかもネットショッピングをするような感覚で薬を手に入れることができます。